オール電化の設備構成とプラン選び完全ガイド
プラン選びの結論:ほとんどの3〜4人家族には 四国電力オール電化プランB が最適。
深夜電力約 10円/kWh でエコキュート給湯を賄える。
オール電化住宅向けの電気料金プランと、エコキュート・IH・蓄電池の最適な組み合わせを解説します。
家族構成・予算・生活スタイルに応じた、最適なオール電化プランの選び方が光熱費を左右します。
電力料金プランの選び方
オール電化住宅向けの電気料金プランは、主に「オール電化プラン」と「時間帯別電灯」の2種類があります。
四国電力のオール電化プラン
| プラン名 | 基本料金(60A) | 深夜単価 | 通常単価 | 向いている方 |
|---|---|---|---|---|
| オール電化プランB | 約2,800円/月 | 約10円/kWh | 約28円/kWh | 3〜4人家族・標準的な生活 |
| オール電化プランC | 約3,200円/月 | 約9円/kWh | 約30円/kWh | 大家族・5人以上 |
| 時間帯別電灯 | 約2,400円/月 | 約10円/kWh | 25〜35円/kWh | 生活パターンが固定の方 |
オール電化プランBは、ほとんどの3〜4人家族に最適。
深夜電力料金が大幅に割安になり、エコキュートの深夜給湯に最適化されています。
プラン選びのポイント
| 判断基準 | オール電化プランB | 時間帯別電灯 |
|---|---|---|
| 深夜帯の電力使用比率 | 40%以上で有利 | 給湯時間を最適化できるなら有利 |
| 生活パターンの固定度 | 固定でも変動でもOK | 固定していないと損する可能性 |
| 基本料金の重視度 | やや高い | やや低い |
| 総合的な節約効果 | 安定して節約 | 条件次第で大きく変動 |
| 使いやすさ | ◎ シンプル | △ 複雑 |
結論として、ほとんどの方に「オール電化プランB」が最適です。
家族構成別の最適設備セット
予算別の最適解:ベーシック(1〜3人)約65万円、スタンダード(3〜5人)約85万円、プレミアム(大家族)約108万円。
太陽光追加で投資効率が飛躍的に上がる。
セット1:ベーシックオール電化セット(1〜3人暮らし)
| 設備 | 仕様 | 費用目安 |
|---|---|---|
| エコキュート | 370L・標準型 | 35〜45万円 |
| IHクッキングヒーター | ビルトイン2口・60cm | 15〜22万円 |
| 標準工事費 | 配管・電気工事 | 15〜20万円 |
| 合計 | 約65〜87万円 | |
| 補助金後実質負担 | 国・県・市町村 | 約45〜60万円 |
年間光熱費目安:約12〜14万円(オール電化プランB・太陽光なし)
セット2:スタンダードオール電化セット(3〜5人暮らし)
| 設備 | 仕様 | 費用目安 |
|---|---|---|
| エコキュート | 460L・高性能型 | 45〜55万円 |
| IHクッキングヒーター | ビルトイン3口・75cm | 22〜30万円 |
| 標準工事費 | 配管・電気工事 | 18〜25万円 |
| 合計 | 約85〜110万円 | |
| 補助金後実質負担 | 国・県・市町村 | 約55〜75万円 |
年間光熱費目安:約14〜17万円(オール電化プランB・太陽光なし)
セット3:プレミアムオール電化セット(大家族・二世帯)
| 設備 | 仕様 | 費用目安 |
|---|---|---|
| エコキュート | 550L・大容量型 | 55〜70万円 |
| IHクッキングヒーター | ビルトイン3口・75cm・高火力 | 28〜38万円 |
| 電気容量増設 | 50A→60A or 60A→80A | 5〜12万円 |
| 標準工事費 | 配管・電気工事 | 20〜30万円 |
| 合計 | 約108〜150万円 | |
| 補助金後実質負担 | 国・県・市町村 | 約70〜100万円 |
年間光熱費目安:約16〜20万円(オール電化プランC・太陽光なし)
太陽光発電を組み合わせた最適セット
セット4:エコハイブリッドセット(太陽光+オール電化)
| 設備 | 仕様 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 太陽光発電 | 5.5kW・国内メーカー | 140〜170万円 |
| エコキュート | 460L・HEMS対応 | 45〜55万円 |
| IHクッキングヒーター | ビルトイン3口・75cm | 22〜30万円 |
| 標準工事費 | 太陽光+電気工事 | 35〜45万円 |
| 合計 | 約242〜300万円 | |
| 補助金後実質負担 | 国35万円+県・市町村 | 約170〜220万円 |
年間光熱費目安:約2〜5万円(売電収入を含む)
セット5:フル自足セット(太陽光+蓄電池+オール電化)
| 設備 | 仕様 | 費用目安 |
|---|---|---|
| 太陽光発電 | 5.5kW・国内メーカー | 140〜170万円 |
| 蓄電池 | 9.8kWh・HEMS対応 | 120〜160万円 |
| エコキュート | 460L・HEMS対応 | 45〜55万円 |
| IHクッキングヒーター | ビルトイン3口・75cm | 22〜30万円 |
| 標準工事費 | 太陽光+蓄電池+電気工事 | 45〜60万円 |
| 合計 | 約372〜475万円 | |
| 補助金後実質負担 | 国110万円+県・市町村 | 約250〜320万円 |
年間光熱費目安:約2〜4万円(ほぼエネルギー自給自足)
HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)の活用
HEMSで全自動化:太陽光発電・蓄電池・エコキュート・IH・エアコンを自動連携。
手動で考える必要なし。
ただし非対応でも基本機能は十分。
HEMSは、家庭内の電力使用状況をモニタリングし、太陽光発電・蓄電池・エコキュート・IH・エアコン等を最適に連携させるシステムです。
| HEMS機能 | メリット | 向いている方 |
|---|---|---|
| 発電モニタリング | 太陽光の発電量をリアルタイム確認 | 太陽光設置の方 |
| 蓄電池制御 | 充放電タイミングを自動最適化 | 蓄電池設置の方 |
| エコキュート連携 | 発電ピーク時に給湯運転を実施 | 太陽光+エコキュートの方 |
| IH連携 | 発電余剰時に調理を推奨通知 | 太陽光+IHの方 |
| エアコン連携 | 発電余剰時にプレ冷房・暖房 | 太陽光+エアコンの方 |
| 電気代見える化 | 月間・年間の電気代を可視化 | 全員 |
HEMS対応機器を選ぶことで、オール電化の効果をさらに最大化できます。
ただし、HEMS対応機器は非対応機器より2〜5万円高価になるため、コスト対効果を考慮する必要があります。
V2H(Vehicle to Home)対応を見越した設計
将来のEV(電気自動車)導入を見越した設計も重要です。
| 将来拡張 | 現在の設計ポイント | 追加費用 |
|---|---|---|
| EV充電器設置 | 分電盤にEV用ブレーカーを確保 | 約2〜5万円 |
| V2H対応 | HEMS対応機器・200V配線確保 | 約5〜10万円 |
| 蓄電池増設 | 並列接続可能な機種を選択 | 機種による |
現在はEVを持っていなくても、将来の導入を見越した配線設計を最初から行っておくことで、追加費用を最小化できます。
まとめ:用途に合わせた最適なセット選び
最終結論:家族構成と予算で最適セットは決まる。
太陽光+オール電化+蓄電池のフルセットが究極の選択。
補助金を最大活用して賢く導入を。
| 家族構成・予算 | おすすめセット | 初期投資目安 | 年間光熱費 |
|---|---|---|---|
| 1〜3人・予算抑えめ | ベーシックセット | 約65〜87万円 | 約12〜14万円 |
| 3〜5人・スタンダード | スタンダードセット | 約85〜110万円 | 約14〜17万円 |
| 大家族・二世帯 | プレミアムセット | 約108〜150万円 | 約16〜20万円 |
| 太陽光あり・節約重視 | エコハイブリッドセット | 約242〜300万円 | 約2〜5万円 |
| 完璧なエネルギー自立 | フル自足セット | 約372〜475万円 | 約2〜4万円 |
当サイトでは、お客様の家族構成・生活スタイル・予算・将来のライフプランに合わせた「オール電化トータルプラン」を無料で設計。
設備選定から設置・補助金申請・電力料金プラン選定まで、一貫してサポートしています。
よくある質問
Q1:HEMS対応機器は必須ですか?
A: 必須ではありませんが、太陽光発電や蓄電池を併設する場合はHEMS対応がおすすめです。
HEMSがあれば、各機器の連携が自動化され、手動で充放電タイミングを考える必要がありません。
ただし、HEMS非対応でも基本的なオール電化機能は十分に享受できます。
予算に余裕があればHEMS対応を、コスト重視なら非対応でも問題ありません。
Q2:V2H対応は今すぐ必要ですか?
A: 現在EVをお持ちでない場合は、すぐに必要ではありません。
ただし、「配線の引き込み口」を設置時に確保しておくことで、将来のV2H対応機器設置時に配線工事費を節約できます。
V2H対応の蓄電池・エコキュートを選んでおくと、将来のEV導入時にスムーズに連携できます。
当サイトでは、将来の拡張性を見越した設計もご提案しています。
Q3:エコキュートの容量はどう選べばいいですか?
A: 基本的には「1人あたり90〜110L」が目安です。
ただし、入浴習慣(毎日入るか・連続入浴か)や、追い焚きの頻度によって変動します。
追い焚きを頻繁に使う方は、タンク容量よりも「追い焚き性能」を重視してください。
当サイトでは、お客様の入浴習慣に基づいた「給湯シミュレーション」を無料で行い、最適な容量をご提案しています。
Q4:IHは2口で十分ですか?3口が必要ですか?
A: 1〜2人暮らしで煮物・炒め物を同時に作らない方は2口で十分です。
3〜4人家族で毎日の夕食で複数のおかずを同時に作る場合は3口が便利です。
ただし、3口IHは75cm間口が必要で、60cmキッチンでは設置できません。
まずはキッチンの間口を確認し、生活スタイルに合わせて選んでください。
Q5:オール電化セットの設置期間はどれくらいですか?
A: エコキュート+IHの標準的な設置は2〜3日です。
ただし、電気容量増設や分電盤交換が必要な場合は、電気工事が別日になることがあり、全体で3〜5日かかるケースもあります。
太陽光発電も同時設置する場合は、追加で2〜3日必要です。
当サイトでは、事前調査で正確な工期をご提示し、生活への不便を最小化するスケジュール調整を行っています。
Q6:オール電化セットはローンで購入できますか?
A: はい、多くの金融機関で「住宅設備ローン」や「リフォームローン」が利用可能です。
金利は年利1.5〜3%程度、最長10年の返済プランが一般的です。
また、設置業者が提携する信販ローンもあり、手軽に申し込めます。
月々の返済額と光熱費削減効果を比較すると、多くの場合で「月々プラス収支」になる設計が可能です。
当サイトでは、複数のローン会社をご紹介し、最適な返済プランをご提案しています。